神戸牛

KOBE BEEF

最初から神戸ビーフとして生まれてくる牛はいません。
兵庫県内の繁殖農家(指定生産者)のもとで生まれた但馬牛の血統の子牛から、神戸牛流通推進協議会の定めた一定の品質基準を満たす選りすぐりだけが「神戸ビーフ」の称号を得ることができます。子牛たちは稲わらととうもろこし、麦などの選び抜かれた飼料と清澄な水を与えられ、最低月齢28ヶ月以上、平均32ヶ月程度かけて理想の肉質に近づいていきます。

本県内で育てられたその但馬牛の中でも、とくに未経産牛・去勢牛であり、枝肉格付等が以下の事項に該当するものだけが「神戸ビーフ」と呼ばれます。:

  • ・霜降りの度合いを表す「BMS」がNo.6以上
  • ・可食部分の割合(歩合等級)がA・B等級
  • ・枝肉重量が470kg以下
  • ・肉質のきめ細かさ、しまり具合がすぐれている

そのお肉は上品な甘味と独特の香りを持ち、融点の低いサシ(脂肪分)が特に細かく筋肉の中に入り込んでいる美しさが魅力です。

歴史的には、神戸は1868年に国際港として海外に門戸を開いていたことから、多くの外国人が移り住み明治時代の国際的な町となりました。そこで現地の農家が農業に使っていた但馬牛を、とあるイギリス人男性が神戸で初めて食したと言われています。彼はそれを神からの贈り物だと思ったのでしょう。そこから海外への納入を求められるようになり、世界中で最もよく知られる「神戸ビーフ」と呼ばれるようになりました。現在も、欧米の政治家や王室関係者、ハリウッドスターなど、来日時には神戸ビーフという著名人は後をたたず、世界の舌を魅了し続けています。

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